映画『絆王子と無限の一歩』出演者紹介

不登校の少女「ハルコ」役りんだ(とまりぎクリエーターズ)

私はこの映画を通して、春子のような辛い経験をしている子たちや、それを支援する周りの人たちに少しでも励みになるような作品になればという思いで作品作りに励んでいます。 

 

私自身春子と同じように、中学時代不登校を経験しました。その当時は、まさか自分が舞台や映像作品を通して人前に出れるなんて思ってもいませんでした。その為、自身の経験をお芝居で伝えられることがとても嬉しく思っています。 

 

 役者としての経験はまだまだ浅いですが、実際に不登校を経験したからこそ見てくださる方に伝わる何かがあると思い、精一杯頑張ります。


学校に通う少年「カイト」役依織

僕はこの映画を通して不登校の子供たちに対して、周りの人がどう向き合うべきなのかを伝えたいです。僕は小学生の頃、クラスでイジメを受け学校に行くのが嫌になったことがありました。にも関わらず僕の両親は不登校をタブーと認識しており、無理やり学校に行かされる日々を過ごしていました。学校のどこにも心休まる場はなく、周りの視線や大きな音に怯える毎日でした。

 

不登校は決して逃げではありません。ましてやタブーですらありません。「学校に行かない」というのは自分の心を大切にする1つの選択です。確かに、まだ不登校とどう付き合っていくかまだわからない方にとっての不安も大きいかと存じます。ですが、例え学校でなくても、自分のしたいこと、必要なことを手に入れられる環境、機会は沢山あります。そこに子供を導くことが、不登校だけでなく、その子自身と向き合うことに繋がると考えています。

 

そんな思いをカイトの姿と共に映し出せるように、全身全霊を尽くします


学校に通うことにこだわる少女「サクラ」役桜木ひまり

はじめまして桜木ひまりです!

私が今回演じさせていただいている役は登校にこだわる少女サクラです。

私はこの映画を通して、一人でも多く勇気づけられたり、心に響いてもらえるようなお芝居ができるようになりたいと思っています。

私自身役者としての課題がたくさんあり、まだまだ乗り越えないといけないことが多くあります。そんな中でも自分の演じるサクラの思いや登校不登校に対する思いをこぼれ落としてしまわないように、乗り越えるべきことをしっかり乗り越えながら観てくださる方の心に残るように頑張りたいです。

 

学校に行く理由も学校に行かない理由も一人一人違うと思います。

サクラなりの登校へのこだわりや葛藤などをしっかりお芝居に込めて伝えられるように精一杯頑張ります!!


不登校にこだわる少年「ヒバリ」役玉井敬大(できぞこないアイス/劇団カチコミ)

玉井敬大です。この度佐谷雲雀役で出演させていただくことになりました。

ここで俳優としての力をつけてムキムキになりたく参加させていただいております。

映画ですよ皆さん。映画。しかも不登校が題材。緊張〜〜〜〜〜

僕自身、不登校という不登校をした事が無かったんですが、いじめだけは経験があるんですよね。あ、された側ですよ?まぁともかくなんだかんだで大学生になってからも演劇で賞を頂いてる僕がその経験を活かせば...とか思ってたんですがここで登場プロの俳優達。勝てねぇよお。

演劇と映画、プロとアマチュア。果てしない違いを見せ続けられ、うんうん唸りながら挑戦しました。今勝てなくても後には勝ちたいので。男玉井敬大、必死にもがいて雲雀がもがいてる様を演じております。ご興味ある方、ぜひともご協力をお願いします。

 


学校から逸脱した少女「ホシナ」役あっちゃぬ

この作品は、私が約3年前の舞台版に出演させて頂いた脚本の映像バージョンになります。あの時の舞台で一生懸命伝えたいと思っていたものが、こうして別の映像という形として残ることがとてもうれしいです!

 

私には教育支援センターにボランティアに行かせて頂いていた時期がありました。そこで見ていた皆の元気さや、心の底からその場所に安心している姿などをトランプを一緒にして感じたりしていました。そんな姿を思い浮かべながら不登校少女のホシナという役を演じさせて頂きました!

 

映像作品にも沢山出ていきたいと思っていて、そのための第1歩になるよう一生懸命挑みました!たくさんの人にこの作品と思いが届いたら嬉しいなと思います。ぜひ応援して頂けると嬉しいです!


担任の先生「田平」役小野愛寿香(i_garden / ステージタイガー)

私自身は登場人物のサクラと同じく、「絶対学校に行く」タイプの子でした。

理由としては、家が安心して居られる場所ではなかったことと、オタクだからといじめてくる子たちに対して、「そんな子のせいで自分の方が休むなんて絶対に有り得ない」という気持ちがあったこと、でした。

 

そんな中で、主人公の春子と同じように、数人の親友たちとの交流や、演劇を含む創作活動がわたしの心の支えとなってくれました。あの頃の経験は全て今のための大きな糧となっています。

 

そして、なんでも相談できる頼れる大人がいること、そしてその大人たちにアクセスする方法がもっと広く伝わっていれば、「つらさ」を抱えた子たちは安心して生き方を考えることもできるし、大人になっても生きづらさを抱えたままになる人の割合も少しでも減らせるのではないでしょうか。

 

人間は、ストーリー仕立てで知った情報は忘れにくいといいます。

作品として楽しんだ記憶があれば「そういえばあの時春子ちゃんが助けてもらっていたな。自分も」と踏み出すきっかけになるかもしれません。

『絆王子と無限の一歩』が社会的なジャンルなのにお説教くさくなく「楽しめる作品」になっているからこそ、本当に必要としている人の役に立てるのではないかと思います。

 

この作品ができる限り広くたくさんの人に届いて欲しいと心から願っています。